箱崎教会について

箱崎教会は、奈良・吉野大峯の霊峰を根本道場とする金峯山修験本宗の末寺です。
修験道は、山岳修行を根本とし、自然を師として実践実修を重ね、自らを錬磨するとともに、衆生済度を志す日本古来の信仰です。
当教会では、本尊・蔵王権現をはじめ、開祖・役行者神変大菩薩、脳天大神、地蔵菩薩ならびに諸尊諸天善神を奉祀し、柴燈護摩供をはじめとする諸法要を厳修して、連綿と受け継がれてきた祈りの法灯を今日に伝えています。
また、先人より受け継いだ法灯を護持し、「上求菩提・下化衆生」の菩薩行を実践する道場として、国家安泰、万人安楽、諸願成就を日々祈念しております。
現代社会においても、古来より受け継がれてきた修験道の信仰と実践を礎とし、一人ひとりの心に寄り添い、ともに歩む開かれた修験道の道場であり続けることを願っています。

総本山 金峯山寺の法灯を受け継ぐ

総本山・金峯山寺は、奈良・吉野から大峯山へと連なる霊域を根本道場とし、千三百年以上にわたり修験道の法灯を今に伝える総本山です。
吉野は古来、神々が鎮まる神奈備の地として崇められ、飛鳥・奈良時代には開祖・役行者神変大菩薩が修行の道場を開いて以来、日本山岳信仰の中心地として発展してきました。また、歴代天皇や多くの武将・文化人が篤く信仰し、南朝の皇居が置かれた歴史を有するなど、日本の精神文化を育んできた特別な聖地でもあります。
平成十六年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録され、金峯山寺はその中核寺院として、祈りと修行の伝統を今日まで護り伝えてきました。
蔵王権現信仰を中心に、山岳修行を通じて心身を錬磨し、自利利他の精神を養い、衆生済度と国家安泰を祈る修験道の教えは、今なお全国の修験者によって脈々と受け継がれています。
金峯山寺は、悠久の歴史とともに受け継がれてきた祈りの法灯を未来へと伝え、日本の精神文化と修験道の伝統を守り続ける根本道場として、今日も多くの人々の信仰を集めています。

箱崎の地に 修験祈りを伝えて

金峯山修験本宗 箱崎教会は、昭和二十七年、この箱崎の地に創建され、以来、地域に根ざした祈りの道場として今日まで法灯を護り伝えてまいりました。
初代住職・正林玄妙師は、蔵王権現への篤き信仰のもと、多くの檀信徒をはじめ、さまざまな悩みや苦しみを抱える人々の心に寄り添い、その救済に尽力されました。また、総本山金峯山寺ならびに護持院・東南院とともに、宗門の発展と教化に大きく貢献されました。
二代目住職・正林玄如師は、初代住職の志と信仰を受け継ぎ、檀信徒とともに箱崎の祈りの灯を絶やすことなく守り続け、地域に開かれた修験道場として今日までその歩みを重ねてまいりました。
九州においては、出羽三山や吉野・大峯のように修験道が広く知られる土地柄ではありません。しかし、箱崎教会は、この地において修験道の祈りと実践を伝える貴重な道場として、その法脈を護持し、人々の信仰を支え続けてきました。
総本山金峯山寺の末寺として受け継がれる法灯は、二代にわたる住職と檀信徒の篤い信仰によって護られ、継承されています。これからも箱崎教会は、修験道の伝統と祈りの心を未来へと伝え、地域とともに歩む祈りの道場であり続けます。

修験道の教えを、日々の暮らしへ

修験道は、深山幽谷の自然に身を置き、祈りと行を通して神仏に祈りを捧げ、自らを見つめ直す実践の道です。その教えは、特別な修行の場にとどまらず、日々の暮らしの中にも息づいています。
朝夕に手を合わせること、自然やいのちに感謝すること、困難の中にあっても心を整え、他者を思いやること。それら一つひとつが、修験道の信仰に通じる大切な歩みです。
箱崎教会では、古来より受け継がれてきた祈りと実践を礎に、皆さまの暮らしに寄り添い、心の安寧と人生の道しるべとなる信仰をともに育んでまいります。また、柴燈護摩供や脳天大神月例祭をはじめとする諸行事、写経・写仏、法話、体験修行などを通して、修験道の教えに親しみ、祈りの心を育む機会を広く設けています。
修験道は、特別な人だけの道ではなく、祈る心を持つすべての人に開かれた信仰です。箱崎教会は、伝統を守りながら現代に生きる人々とともに歩み、修験道の智慧と祈りを次代へと受け継ぐ道場であり続けることを願っています。

初めての方へ

お寺やご祈願、ご回向について、何を相談すればよいか分からない方もいらっしゃると思います。
家内安全、身体健全、厄除開運、先祖供養、故人供養、人生の節目のご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。

箱崎教会は、初めての方にも安心してお参りいただける、身近な祈りの場でありたいと考えています。